1日の検査車両「イーストアイ」初走行の際は約50人のファンが集まった津幡町旭山工業団地内の「新幹線の見える丘公園」。町は2日に急きょ、付近に40台収容の臨時駐車場を整備した。5日は午前6時半ごろから職員6人を配置し、車両誘導に当たる。
4日は臨時駐車場開設を知らせる看板を新たに設置するほか、路上駐車を防ぐため、道路にパイロンを並べる予定で、町の担当者は「マナーを守って新幹線の走行風景を楽しんでほしい」と呼び掛けた。津幡署もW7系の通過時間帯に合わせ、公園周辺を警戒する。
4日午前、下見で公園を訪れた浜野臣久さん(76)=金沢市利屋(とぎや)町=は「新聞を読んで初めて来た。記念写真を撮るのにちょうどいい。あすは車両をぜひ見たい」と話した。
JR松任駅近くの「松任駅南複合型立体駐車場」では、W7系の通過に備えて5日午前6時ごろから、安全確保のため、社員1人を配置する。身を乗り出して
撮影するなどの危険な行為に対して注意する予定である。運営する名鉄協商(名古屋市)の担当者は「イーストアイ走行試験の報道を見て対応が必要だと判断し
た」と話した。
鉄道ファンの人気が高い眺望スポットである金沢駅西口時計駐車場では、5日に特段の対応を取る予定はないものの、運営するダブルツリーパーキング(金沢市)の担当者は「W7系」の集客効果に期待している。
「列車の見える部屋」をアピールする金沢駅西の「金沢マンテンホテル駅前」では、鉄道ファンとみられる客の宿泊予約が複数あった。
5日に金沢駅で行われる「W7系」歓迎セレモニーに出演する金沢市明成小鼓笛隊は4日、同小でリハーサルを行い、演奏を最終調整した。タオバオ仕入れ